こんな経験はございませんか?
寒い時期になって、大切にしまっておいた冬用の靴やブーツを履いたら、靴底がクッキーのようにボロボロと崩れてしまった…。
これは加水分解と呼ばれる経年劣化です。
コンフォートクリニックのウォーキングシューズの多くは、軽量で滑りにくい、油や薬品に強いなどの利点から、靴底に適した素材であるポリウレタンを使用しております。


加水分解とは?その原因とメカニズム
加水分解とは、空気中の水分(湿気)によってポリウレタンが化学分解される現象です。
- 雨水や空気中の水分が靴底の中に入り込み、内部から徐々に強度を低下させていきます。
- 通常、ポリウレタン製の靴底は3〜5年で加水分解が起こる可能性がありますが、使用状況や保管状況によって、10年大丈夫な場合もあれば、1〜2年で起こる場合もあります。
- 「買ってから1回も履いていないのに!」という場合でも、保管環境によって加水分解は進行します。
加水分解を遅らせるためのポイント
加水分解は素材の特性上、完全に避けることはできませんが、以下の点に注意することで進行を遅らせることができます。
- 定期的に履くこと: 定期的に履いて靴底に圧をかけることで、靴に入っている空気が循環し、湿気がこもりにくくなります。
- 高温多湿を避ける: 高温多湿で、空気の流れがない環境で長期保管すると、加水分解が起こりやすくなります。
- 風通しの良い場所で保管: 下駄箱や靴箱など、風通しの悪い場所での長期保管は控えてください。
安心のアフターケアと修理交換サービス
ポリウレタンはこのような特性がありますが、それを考慮して靴選びやご利用いただけると、より快適にお履きいただけます。
コンフォートクリニックでは、お客様に長く愛用していただくために、ポリウレタン底の修理交換を含めたアフターケアを行っています。
履き心地などに違和感や異変を感じた際は、すぐにご相談ください。 最寄りの店舗にお気軽にお問い合わせくださいませ。
(※ 廃番・生産中止等の事情により修理交換ができない場合がございます。あらかじめご了承ください。)
